曲:涙のクリスマス 歌詞(歌マップトップページ)
しかし面白いカオだな。
・・あ、いや、失敬。
なんかフツーの失恋ソング。
普通に切なくていい曲なんだけど、ただそれだけですかね。
槇原ならではのとんでもなく切ない描写ってのがこの曲には伺えず、別に嫌いでもないけど特別思いいれもないのでカラオケでも歌ったことないんだけど、曲調は好きかな。
半音がやたら多くてそれがちょっと切ない感じがする。
だけど確かに切ないよこの曲。
つい二人の様子をうかがっちゃって、みっともないとはわかっていてもしてしまう思いの強さと言うべきか弱さというべきか。
何も綺麗な形で終わったりそーいうのが全てあるべき姿というわけじゃないんだって否定してるような歌詞。
ほんとに好きならなりふりかまわずこうなっちゃう、っていうのも本物の恋愛感情なのかもね。
自分がどんなに堕ちてもいいからそれでも思いを寄せたいわけだね。
でも時代背景の変化からかな。
コレ、かなり昔の曲だからいいんだけど、今、こーいう曲が出たら単に未練がましいストーカー扱いされかねない。
学生時代校舎の陰で待ち伏せした、とかそーいう歌詞が(槇原の曲じゃないんだけど)あるんだけど、これも受け入れられにくい感情描写だよなあ、今となっては。
味気ない世の中になったもんだ。
さて、「涙のクリスマス」に話を戻すけど。
「マフラーなおしてもう一度歩き出す」
これは実際にその夜にとった行動だけど、失恋から立ち直って次へと進んで行こうっていう決心とかかってるとも思えるんだけど、この曲の一番切ないところってのはこのへんなんだよね。
ただへこんだり寂しかったりっていうつらさの描写じゃなく、立ち直ろうとした矢先に、追い討ちをかけるように孤独を実感させるような出来事が起こるあたり。
友達からのクリスマスカード。
友達の想いが返って主人公を孤独に追いやってしまったりして、まさに皮肉な話だ。
優しさだとか思いやりだとか、そーいうものが全て裏目に感じられたり、こういうときってのは全てがわずらわしく感じたり、かと言って今の状態からどうなることが自分が望んでいることなのかもわからずに苦しいんだろう。
すでに誰かとくっついた彼女とよりを戻せることが主人公の望むことかというとそれも違うだろうしね。
過ぎてしまったことはもうどうにもならないことは本人が一番よくわかってるからこそつらいのかもしれん。