友達以上恋人未満の微妙な関係の切なさを歌った曲です。
そーいや僕も高校時代ぐらいまでは結構こーいう関係って意識したね。
まぁ大人になってからは別に。
多少親しげでも相手は友達以外の何者でもないけど。
だってガキの頃って異性が2人になるだけでも(少なくとも僕の時代は)結構特別なことだったけど大人になれば恋愛関係じゃなくてもフツーに異性の友達と飯食ったりとかするもんね。
やっぱ初々しさがあってこそ、こーいう微妙な関係にドキドキするんだろうな。
話がずれた。
この歌では、男女2人のうち主人公が、今のいい関係が壊れるのが怖くて一歩踏み出せずにいる。
「いい関係が壊れる」っていうのは「フラレて気まずくなる」ことを指すのかもしれないけど、それだけとは限らないような気がする。
例え相思相愛でうまくカップル成立したところで、この2人が築いてきた歴史による関係自体も、2人にとって大切で、ものの見方によっては恋愛関係になる以上に望むものが「失いたくない」っていう今の状態なんじゃないかな。
まぁこの解釈はあくまで僕の憶測ですが。
I need you. but you don't need me
って歌詞があるから違う(彼女にその気はない)かもしれないです。
でもbut you don't need meってのは案外主人公の悲観的な考え方に過ぎないんじゃないかなって気がする。
と言うのも、冷えた手を「僕」の手で温めてもらう理由を探してたり、主人公のカマかけに対し「それもいいかな」とか(例え冗談でも)言ってるあたり、「彼女」もまんざらでもないはずなんですよ。
だからこの2人がカップルとして成立する可能性は極めて高い。
でも、それでも何かを得るということ以上に失いたくないものもあるっていうふうに俺は考えるんだけど。
男女の友情っていうのは、時として恋愛関係をも超越することがあると思うのね。
だけど仮にそうだとしても、そんな理屈で片付けられるほど人の感情っていうのは単純じゃない。つまり「それでもやっぱり彼女のことが好き」なんだ。
それでどうすればいいのかわからず切なくて切なくて、その悩みが苦痛となって主人公に襲い掛かる。
だけどこの苦痛は誰のせいでもない。
2人の今の関係を悔やむのも違う。
この複雑な事情にどう対処したらいいのかを明確にして解消させたいと願い、主人公が行き着いたのは、その疑問の解決策や答えではなかった。
「どうしたらいいか」ではなく「そもそもどうしてこんな気持ちになるのか」という、新たな問題の発生という皮肉な結果を導いた。▼
ねぇ、神様、誰にも教わらないのに
誰かを好きになるこの気持ちを
どうして僕らにくれたの
今のままでも十分幸せなのに人はさらにその上を望んでしまうことへの自己嫌悪すら僕はこの歌詞から感じてしまうんだけど、これは考えすぎかな。いや、槇原ならそこまで考えていそうだ。