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[ 2004年06月19日 16:16 ]
夢日記人類の生命活動の終焉 

【これを読む前に。ゲロ長いので覚悟してください。でも俺的には、まるで映画のような、今まで見た夢の中でも色んなことを考えさせられる「長編大作(?)」かもしれないと我ながら思っているので、気が向いた人がいましたら暇なときに読んでやってください。】

「生きている」ってどういうことだろう?呼吸をすることか。心臓が動いていることか。脳が活動していることか。生き甲斐がある、ということか。苦しんだり楽しんだり、毎日何らかの刺激があるということか。

今日見た夢は、とてもとても悲しい夢でした。ネタなし。

今日見た夢の中の人々は、多分「死亡した」のではないと思う。だが、次々に生命活動が停止していくというか・・・。いや。何かが違う。言うなれば、その人一固体だけに流れる時間が停止していく。

さっきまで笑っていたものは笑ったまま動かなくなり、走っていたものは走っている格好をしたまま止まる。泣いていた女の子は泣きじゃくる顔のまま、まるでビデオの一時停止ボタンを押したかのように、それっきり動かなくなる。

ただ、それは全世界の時間が一度に止まるのではなく、動かなくなるその瞬間にはあくまで時間差、個人差がある。毎日少しずつ、少しずつ、動かなくなる人間が増えてくる。今日、動かなくなる人間もいれば、まだ動いている人間もいるわけです。

原因は全く不明。残された人々は、いつかは自分にも訪れる「停止する日」を、なすすべもなく待ちつづけるしかない。

そして数週間後には、人類のほとんどが動かなくなってしまった。まだ動いている人間はいるのか、それを見つけ出すのも難しいほどに、人々の「停止化」は進んでいた。

そしてこの時、俺はまだ止まっていなかった。身の周りの人間をほとんど失い、俺は孤独に狂いそうになり、自分が何を求めているのか、誰を求めてるのかもわからないまま、気がついたら海に来ていた。

一人で泳いでいると、イルカと、えびがやってきて、

「よう、どうしたんだい?」 と尋ねてきた。
「言葉が通じる・・・しゃべれるのか!?」

俺は彼らの質問に答えずに逆に質問で返した。

ああ、誰かと会話をするなんて何週間ぶりだろう。イルカでもいい。エビでもいい。誰かと会話ができることがこんなにも素敵なことだったなんて。

俺は今の人間界の現状をイルカとGビに話して聞かせた。すると、

「ああ、ウワサには聞いてるよ。でもほんとにそんなことになってるとはなあ。で、お前さんはどうしてまだ動けるんだい?」

エビが言った。

「さあ・・・なんでだろうな。でもいずれは俺も止まるんだったら、いつまでも動ける人間でいたくなかったよ。俺も早いとこ止まりたかったな。じわじわと身の回りの人間が失われて、そしてやがて自分もそうなることがわかってても生き続けなくちゃいけないのはつらい。今まで俺は独りでいることは嫌いじゃなかったけど、やっぱり何かの時、人が必要とするのは人なんだな、って思うよ。」

力なく俺は答えたが次にイルカが言った。

「なあ、でも今の段階でお前さんが動けるっていうのは何か意味があるんじゃないのかな?もしかしたらお前さんがどうにかすることで、今の人間界の問題が解決できる、っていうことともあるんじゃないか?」


「そうだろうか。これと言って何のとりえもない俺が?根っからの文系人間で、理系の成績はすこぶる悪かった。そんな俺が、人体に今起こっている不思議を解明するって?漫画や映画じゃないんだ(夢だけど)。そんなことはありえないよ」

「だけどお前さんは今、僕らと会話をしているじゃないか」


「・・・?」

「現状では、『常識』なんて考えちゃだめだと思うな。理系がだめでも、この土壇場になって、お前さんのコミュニケーション能力が爆発的に成長して、イルカやエビと会話ができているのは事実じゃないか。何かができるはずだよ」

「なあ、イルカさんよ。俺は別にコミュニケーションが得意なわけじゃない。引っ込み思案な自分が嫌で、それで頑張って少しでも人と交流しようと努めてきただけで、才能なんかじゃないよ。ましてやそういう力が今の俺にあるとして、そのコミュニケーションをとる対象である人間のほとんどが止まっちまったんだよ?こんな力が、人体の不思議解明の何の役に立つというんだい?」


「そうかな。でも奇跡っていうのは案外簡単に起こるものなのかもしれないよ。周りを見てごらん」

俺は周囲に目をやった。さっきまで灰色だった九十九里の海がエメラルドグリーンを彩り、何千、何万匹もの魚たちが、俺とイルカ、エビの1人と2匹、いや、3人を取り囲み、俺を激励するかのように華麗な泳ぎを見せていた。


すごい・・・・。

俺は、深呼吸を一つすると、岸に戻ろうと泳ぎ出した。すると何万もの魚たちも俺のあとに続き、エメラルドの海には、俺を先頭とする魚たちで一本の道ができた。


水の深さが足首ぐらいのところになっても、イルカはその身を浅瀬に乗り上げて岸の間近まで来てくれた。






「こんなところまで来て大丈夫なの?」

俺は尋ねたがイルカはその質問には答えずに

「今、自分に何ができるかを考えるんだ」

そう言うと海に帰っていった。

エビはまだこの場に残ってる。

ふと目をやると、浜辺になぜかゴキブリが。

「あ、ゴキブリがいるよ。食べないの?」

エビに尋ねてみた。

「何でエビがゴキブリを食べるんだよ」

エビは呆れながら言う。

「おっ、ダンゴ虫!」

「えっ、どこどこ!?」

エビは砂浜の中にもぐりはじめた。

・・・ダンゴ虫は食べるんだ・・・?


「人間以外の生物はまだみんな動けるんだね。人間だけがどんどん止まってるのか。」

俺はエビに言った。


「いや、そいつはわからんよ。海の生物も近いうちに体の活動が止まるかもしれん。それはすべての人間が止まってしまったとき、その脅威はこの海にも及ぶのかもしれないんだ」

「そうかな・・・。俺にはそうは思えないけど。やっぱり人間っていうのは神という創造主が創った、究極の駄作なのかもしれない。その駄作が消されようとしてるだけなんじゃないかな」



「そうか?確かに人間はどの生き物より愚かかもしれない。だけどどんな生き物より優れていると私は思うよ。なぜなら人間は自然を破壊するが、自然を守ろうという概念も人間にしか存在しない。


弱肉強食は自然界の掟なんだ。人間が自らの発展のために自然を破壊したりすることは、自然界のルール的には仕方のないことのはずなんだ。もちろん私たち自然界の動物たちにとっては恐怖だけどね。なのに人間は自然保護に極めて真摯で、そういう感情は私たち動物からは考えられない。何しろ他の生き物を犠牲にすることは自分の種を発展させるためには当然のことだからね。

私たちには人間に備わっている叡智というものが存在しない。自然の中で生きているから美しいのではなく、自然を破壊するだけの能力がないというだけのことだ。我々にも人間たちの持っている叡智というものがあったら、きっと自然を破壊しているに違いないんだ。でも人間だけは、他の種の存続にも全力を尽くすじゃないか。」

「買かぶりすぎだ。キミが思っているほど人間は美しくない」

叡智がないにしてはよくしゃべるエビだ。そう思いながら俺は答えた。


「キミこそ卑下しすぎだ。キミが思っているほど人間は汚いものではない」
エビも頑としてゆずらない。

「ふぅ。でもなんか、久しぶりに誰かと会話ができて楽しかったよ。どうもありがとう」


「ああ、出来ることは何とかやるようにな」


俺は立ちあがると、その場をあとにした。

そして俺は今日もあてもなく街をさまよう。辺りは静まり返り、ゴーストタウンとはまさにこのことだなとか思うのだが、そんな例えに自分で笑いを漏らす元気もなかった。


その時、俺の足元にふと違和感を感じた。
「あ・・れ?足が・・・動かない・・」

足元からひざのにかけて、どんどん感覚がなくなってくる。とうとう来るべきときが俺にも来たか。もはや悪あがきする気も起きず、俺は観念したのだが、さっきのイルカたちとの会話がふと脳裏をよぎった。


なんだかこのまま止まってしまってはいけない気がする。俺は全神経を足に集中させ、止まってたまるものかと力任せに足を動かし、数秒間かけてようやく1歩、前に歩み出た。その途端に、足の感覚麻痺はおさまった。どうやら乗り切ったらしい。


そして夕暮れ時。俺は1軒の居酒屋を見つけた。


あれ?明かりが・・・。明かりがついてる・・・。まだ動ける人がいるのか!


俺はとにかく今の心細さから開放されたくて、居酒屋に飛びこんだ。


「いやあ、まだ動ける人がいてほんとによかったですよ」


ビールをもらい、俺は笑いながらマスターに言った。


すると向こうのテーブルにいた男二人組みの客が何やらもめ始めた。


男1「ちくしょう・・・・・お前のせいで・・お前のせいであいつは止まっちまったんだ!もう二度と動き出さないに決まってる・・お前のせいで・・・お前のせいで・・・!」


男2「よせ・・やめろ」
男2の息子?「お父さんを警察につき出すの?」


男1「警察?警察なんてもうほとんど機能してねぇだろうが!世間がお前を裁けないなら俺が裁いてやる!」

男はナイフを取り出すと彼に向かって振りかぶった。


「うおおおおおい!!!」


たまらず俺は叫んだ。


男たちがこちらを振り返る。

俺はあまりにも悲しい気分になってきた。

「ううう・・・ちくしょう、ちくしょう。やっと動ける人たちを見つけられたのに・・・なんでこんなシーンを目の当たりにしなくちゃいけないんだ。俺はどうしてさっき止まってしまわなかったんだろう。長く生き続けることでこんな醜い場面に遭遇しなくちゃいけないなら、俺もさっき止まってしまえばよかった。
なあ、イルカやエビたちよ。これでも人間は美しいと思うかい?」

そうつぶやくと俺はテーブルに突っ伏して泣きはじめた。

というところで目が覚めました。

ところで、あの魚の群れが夢に登場したことについては心当たりがある。昨日ヨーカドーの売り場で、映画「ファインディング ニモ」のハイライト画面を見た。そのときの魚の群れを見て「スゲ―」とか思ったんすよね。多分それ(笑)。

【ランキング】夢にしちゃ奥が深い。長いけど。
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